日本の大学から世界の大学へ
  早稲田大学125周年募金始まる
  〜募金実行委員会発会式に参加して〜
      
中野稲門会 会長 藤堂 隆



 去る3月10日、全国の実行委員約540名、大学側180名、計720名が集合し、奥島総長・大隈氏(重信の孫)・福井稲門会会長による鏡開きをはじめに、表記募金実行委員会の発会式が、リーガロイヤルホテルにおいて開催されました。
 小生も実行委員に任命されているため(稲門会会長は自動的になっている)、出席いたしましたので、ここに会員の皆様にご報告いたします。
 大隈候(公)の「人生125年説」にちなみ、大学は、2007年が創設125年目にあたることを記念し、世界の大学に生まれ変わるべく、キャンパスの改新計画(総額480億、うち募金目標200億)をつくりました。
 その内容及び実施計画については、5月開催予定の中野稲門会総会においてご説明いたしますが、その際に、あわせ当会としての対応策をご検討頂きたいと考えております。
「学問は国力の重要な源泉」であることは、建国200年にして今日世界大国の地位を築いたアメリカ(急激な進歩による歪みも否定できませんが)の私学新興の実績が示していると考えます。
 日本においても、明治以降、大隈重信、福沢諭吉、津田梅子他、私学の創設に努力された方々は多いのですが、資金的支援とそのスケールにおいて大きな差があったと考えられます。
 私達会員等しく、経済苦難の時代を生き抜く今日ではありますが、企業による献金が低迷することが予想される昨今の状況を鑑み、早稲田大学が世界に羽ばたくとき、日本の将来も大きく進展すること、全国関係者のささやかながらも、「数の効果」による献金が役立つこと、また、我々もかつてその恩恵を受けた一員であることなどをご勘案のうえ、この募金活動に参加していただきたいと、切にお願いする次第です。

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