「知」の技術研究会 メンバーもテーマも多彩。

「知」の冒険に出かけよう!

高田 宜美(中野/昭37年・教育)

 中野稲門会のもっとも活発な部会である(とメンバーが思っている)《》「知」の技術研究会(通称「知技研」)》に加入させていただいて2年近くたちました。加入といっても年会費もなく登録料もありません。すべて会合の通知などはメールで連絡しあっています。

 部会名も難しいネーミングで一番不得意とする分野のような気がして、気後れしながら事務局の新日警での会合に参加しました。以後月例会のほとんどに出席、二度の合宿も参加しています。何よりもメンバーの皆様の職種もバラバラ、知識もバラバラではありますが、好奇心旺盛の上、いたわりの精神に富んでいるため結構居心地よく楽しんでいる状況です。

ホームページで見られる会合(アルコール付)の模様

 中野稲門会のホームページの部会だよりに知技研ニュースがあります。毎回毎回の内容が写真付きで載っていますので是非ごらんください。メンバーの若きエース(私たちの間では若い)が苦心して作成しています。かならずアルコールがテーブルにのっているのがおわかりと思います。

 私はアルコールが強い方ではないのですが、あまりまじめ一本槍では仕事の延長になってしまい長続きしないので、これでよいのでははないかと思います。ほどよく、知的好奇心を刺激し、仲間同士のコミュニケーションを保つためには適度のアルコールが雰囲気を盛り上げてくれているようです。もっとも一滴も飲めない人も一緒に楽しんでいますのでご心配はいりません。

七月は恒例《湯桧曽合宿》

 昨年も七月に早稲田大学の保養所である水上温泉の湯桧曽寮に行きました。テーマは「ホームページの作成の仕方」でこれがきっかけになり中野稲門会のHPが立ち上がりました。今年も7月29日に車3台でやはり同じ湯桧曽寮に行きました。参加者は9名。

 今までの研究会のテーマは主にコンピュータやネットワーク関係が多かったのですが、時にはとんでもない(?)テーマも飛び出してきます。今回は「出版したら売れる本のタイトル、その構成」でした。出版社勤務の伊丹さんに、あわよくば企画持ち込みをねらって…と、肩の凝らないテーマでわいわいがやがやで、飲んだり、温泉に入ったりでした。

 翌日は快晴で福島県立天文館、上州森のビールレストランで三種の地ビール(森の女神、森の妖精、森の悪魔)を楽しんだ後、伊香保のグリーン牧場等もまわりました。

 早稲田の別の保養所にも行ってみたいものです。このためにメンバーに早稲田大学広報課の伊藤さんもいます。すべてのアレンジを伊藤さんにおまかせしているので便利この上ない環境です。

「ネットと著作権」では専門的な情報が飛び交う

 8月のテーマは「ネットと著作権」でした。著作権問題は奥行きが大変深く、また複雑です。

 私は医学分野における学術情報提供・流通の仕事をしていますので日々の業務の中で著作権問題には関心を持たざるを得ません。雑誌論文は論文単位で電子化されて識別子が付与されています。人間の生命を扱う分野であるため論文の発表と同時に全世界に公表されることが多く、今までの日本の著作権法では図書館が複写出来るのは出版後一ヵ月後、あるいは次号が出版されてからというもので、これでは時代の要請についてはいけません。

 また、論文を書いた著者に著作権料が支払われることよりも、出版社が版権を求めていることが多く、医者や研究者は一刻も早く多くの人に読んでもらいたい、との意識ともずれています。但し、工学分野などでは著作権を強く主張しているようです。

 このように学術分野の著作権でも複雑で、貿易問題ともからんで政府間の交渉になる場合もあります。この日はそれぞれの立場で著作権問題を取り上げました。

「知技研」に参加してホームページを立ち上げる!

 このようにどんなテーマでも今までの経験、環境から自分流に解釈して参加すればよいので皆様も是非お気軽に入会してください。月例会では簡単なレポートを提出することになっていますが、私はいつも他の人のレポートを読んで過ごしています。知技研に参加してメールを覚えることもホームページを立ち上げることも可能です。

 最後に部会長の増山さん初めメンバーの寛容なお気持ちに感謝。

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